社労士になろうと思ったきっかけ
私がそもそも障害年金専門の社労士になろうと思ったきっかけは、義理の兄
が大腸がんに罹ったことによります。
姉(義兄の妻で私の妻の姉)は、義兄が体調を崩して思うように動けなく
なる中、障害年金の相談に何度も年金事務所に足を運び、そして、その都度
書類を突き返された苦い経験をしております。
当時、私はまだ社労士登録をしていませんでしたが、社労士試験には受かっ
ており、いずれ登録しようと思っていたところでしたので、姉からの
相談にも乗っておりました。
当初、義兄はストマ手術を行った病院で初診証明をもらっていましたが、
以前に、不調を訴え検査してもらった病院があることを思い出し、そのこと
を年金事務所に話をしたところ、初診日が変更となり、遡って年金を受給
できることになったのです。
その後、5年間生存していた義兄は亡くなり、遺族年金に切り替わりました
が、遡って年金受給できたことで、無職だった姉が、生活する上でどれだけ
助けになったかわからないと言っていました。
障害年金も申請の仕方で、その後の人生にまで影響を与える可能性があるこ
とを知り、障害年金の奥深さを痛感させられました。
このことがきっかけで、社労士登録をし、障害年金を専門に扱いたいと考え
るようになりました。
登録をした当時、私は社会福祉法人に勤務しており、障がい者の通所施設や
グループホームを通して障害者の方と関わってまいりました。
なかでも精神疾患をお持ちの方がどれほどの困難に直面しているのか、日々
目の当たりにしました。
闘病しながら社会生活を送る方々の大変さを知り、さらにサポートしたいと
いう気持ちが強まりました。
そして、障害年金の受給をサポートすることで、少しでも人生に希望を見出
すことができる人を増やそうと思い、障害年金専門の社労士となったわけ
です。
今後も、障害を持ちながら生活をされている方々のお力になれるよう、日々
頑張っていく所存です。